【グレーゾーン】幼少期のこと

息子は赤ちゃんの頃から癇癪持ちでした。赤ちゃん期から1歳までの様子は以前の記事に書いたので、今回は3歳〜6歳までをまとめたいと思います。

2〜3歳ころ

1歳時点で特性が出ていた息子ですが、とにかく感情爆発が激しいタイプでした。たとえば、眠くてぐずったとき、なぜか機嫌が悪い日の夕方、ありえないくらい手足をジタバタさせて異様にヒステリックに泣き喚くことがありました。

まだ赤ちゃんだからそういう暴れ方をするのかと思っていたのですが、2〜3歳のとき保育園の先生から「急に癇癪を起こして、叫んだり、壁に頭を打ちつけるなどの行動をとることがある」と面談で伝えられ、実家でも同じことがあったと母から聞かされました。

発達障害を持つ子供は、自分の意にそわないことを突然強いられたり何かを急に辞めさせられたりするとパニックに陥るそうです。保育園でうちの息子が「頭突き」をやった時は、友達がおもちゃを貸してくれなかったことが原因らしく、実家では「夕飯の時間だから遊びをやめようね」と言われたことがきっかけのようでした。

子供が暴れたり自傷行為を始めたらど対処するのか?本に書いてあることになりますが、

  • 暴れて他の子に危害を加えそうなら後ろから羽交い締めにする
  • 周りに危害を加えていないなら無理に止めようとせず興奮がおさまるまで見守る
  • 見守る場合は安全を確保する:周囲の危ないものをどかす、ハサミなどの刃物を取り上げる、頭突きなら頭と壁の間にクッションをはさむ

無理に止めようとすると子供の興奮がエスカレートして余計に危ないこともあります。羽交い締めも慣れないとすり抜けられてしまいなかなか難しい技です、、、

4〜5歳

運動会で演目を全くこなさなかったのが4歳です。5歳からは行事全般、とりあえずちゃんとこなしてくれるようになって胸を撫で下ろしましたが、、、それでも保育園での生活で息子の特性は目立つようになっていたと思います。

例えばお散歩。1人だけ嫌がったり、言った先で機嫌を損ねて先生に連れられ先に帰っていくことが何度かあったそうです。その時のことを息子は「あの先生、おれが嫌だって言う公園に無理やり連れてった、まじムカつく」と今でも覚えています。なんて執念深い、、、異様に記憶力がいい、特に負の感情にまつわる記憶を再生しやすいのもこの子の特性の一つだと思っています。

ただ、息子の手先の器用さと空間把握能力の高さは凄まじく、LaQというおもちゃを与えたら夢中になり、4歳の時には大人でも難しい作品をガツガツ作るようになっていました。たとえばウルトラマンや恐竜などLaQの作り方ガイドブックで上級ランクされている作品を息子は友達のために毎日作ってあげていたのです。先生曰く「私たち難しくてできないけど***くんが代わりにやってくれて助かります、みんな喜んでいます」とのこと。

もう一つは絵です。いまでもママ友の1人が言うんですが、「あの子の絵には力がある」と。たしかに、息子の描く絵はどれも気迫が溢れていて妙にリアルなんです。例えば木の幹に現れた筋、お芋掘りのお芋から生えている根っこ・ヒゲなど。

友達思いなところもあり、絵や図工など秀でた能力を持ち合わせてもいるんですよね。一方、園長先生から発達障害やグレーゾーンに関するパンフレットを渡され「入学前から専門家の意見をもらいながらその子にあった授業の進め方を相談できる」と言われたのが5歳のときです。

その時はうちの子は普通の子だからと、気にも留めませんでした。先生は他の子と比べて気づかれたのでしょうが私は確信をもてなかったのです。もう一人、私にその可能性を示唆してくれたのは夫でした。発達障害グレーゾーンに関する本を渡され、「たぶん該当する」と言っていたのですが、当時の私は「まさか、そんなことがあるはずはない」と切り捨て、保育園でもらったパンフレットも夫に渡された本にも目を通さなかったのです。母親ほど現実を受け入れたくなくて対処が遅れることがあるかもしれません。周囲の意見に耳を貸す勇気が大切です。

6歳

園で年長さんになり、ある日、先生から「物事を順を追ってこなすのが苦手なようなので、園でこう言うものを作りました」そう言って見せられたのが、一日の流れをイラストで書いて横に時間を書いたもの。「学校に入ったら時間割で行動しなくてはいけないので、ご自宅でもこういった形で朝の支度などさせてみてください」と指摘されました。

振り返ると私は、幼稚園の時には時計を意識するようになっていたので「幼稚園バスに遅れないために家を出る時間」「おやつの時間」「寝る時間」などは時計の文字盤でちゃんと読めていました。でも、息子は全く、、、

6歳のときは行事を全て真っ当にこなしましたが、舞台上で並んでいる時に隣の子にちょっかいを出すなど悪ふざけをするようになりました。卒園式でもおしゃべりをやめなかったシーンがありました。本人に聞いたら照れ隠しだと言うことですが、場にそぐわない変な目立ち方を他の子よりもしがちです。

プロフィール
この記事を書いた人
さんじゅうろくhalf

【グレーゾーン息子の改善記録】
癇癪で毎日のように学校トラブルを起こしていた発達障害グレーゾーンの息子。私もメンタルを病む寸前でしたが、息子の癇癪が改善したことで笑顔が戻りました。人それぞれ症状も薬も違うのは承知していますが、同じような悩みを抱える方にとって我が家の記録が少しでも参考になればと思い本ブログを開設しました。

▼テーマ
・息子の記録(癇癪、こだわり、特性の片鱗)
・投薬
・子との向き合い方

▪️略歴
・23歳で結婚
・10年ほどディンクスを謳歌
・34歳、夫の希望もあって妊娠
・産後直後、一時的に片耳が聞こえなくなるほどの過労を経験
・息子2歳:癇癪が始まる
・3歳:保育園から発達障害を仄めかされるも対策せず
・小学校入学後、トラブルが頻発
・投薬&接し方の見直しが功を奏して2ヶ月で癇癪が改善
・いまだ授業中の立ち歩き、学童を嫌がるなどの問題は残る

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