保育園時代からたびたび癇癪を起こしていた息子ですが、実は寝付きの悪さにも頭を悩ませていました。21時前にベッドに入れても寝入るのは23時、ヘタをすると夜中の1時なんてことも。医療機関の受診に至った経緯と検査内容をまとめました。
受診を検討した理由:不眠・癇癪・チック
- 睡眠について、生後3ヶ月で夜7時間以上寝るようになり、正常だと思っていたのに、2歳頃から異様に寝つきが悪くなってきました。就寝前の条件は悪くないと思います。ベッドで絵本を読み聞かせ&寝室は暖色系の灯り。蛍光灯は1つもなく、間接照明なども使って寝る時間に向けて少しずつ照度を落としていくようにしていたのですが効果なし。
- 3歳頃、保育園の先生から癇癪を指摘されました。そういえば、家でも思い通りにならないと異様に泣き叫んだりすることがあったのですが、「まだ幼児だから」と気にしていませんでした。
- 4歳頃から頻繁な瞬きや鼻を鳴らすなどチック症状が出てきました。これについてかかりつけの小児科医にたびたび相談していましたが、「神経質なんだろうね、季節の変わり目はまあこんなこともあるよ」と。専門医でないと正確に判断できないのだと今になって思います。
医療機関の受診
息子の状況をみかねた夫が専門の医療機関を見つけてきました。お茶の水で古くからやっているクリニックです。初診の予約がとりにくく、特に院長先生だと半年待ちと言われました。すこしでも早く受診したかったので先生は指定せず3ヶ月後の予約をとり、6,000円くらいの前払金(予約料?)を振り込んでその日を待ちました。
待ちに待った診察の日、先生はとても穏やかそうな女医さん。あらかじめ記入しておいた日頃の様子シートをみながら、まずは親にヒアリング。困っている症状として不眠・癇癪、チックについても伝えました。それから息子に室内を歩かせたり、四つん這いや平行棒歩きのようなことをさせて身体機能をチェック。最後に、「ご本人の様子を見る限り健常児だと思うのですが、脳や体の内部に異常がないかどうかを調べるため、次回、睡眠時の脳波と血液検査をしたい」と言われました。
検査:睡眠時脳波・血液
検査当日は、午後1時頃に病院に着いて採血、その後、睡眠導入剤を飲んで検査室のベッドに横になり、寝入ってから1時間ほど脳波を検査しました。結果、以下のことがわかりました。
▼検査結果
- 身体能力 異常なし(前回受診時の記録)
- 睡眠中脳波 異常なし
- 血液検査 鉄不足
医師の説明によると、脳波の状態から脳には異常がみられない。ただ、話を聞いて発達障害グレーゾーンのようなところがあるとみられる。発達障害は脳の機能に凹凸がでる症状であり、原因の一つとして特定のホルモンや成分を受容しにくい・あるいは過敏に受容してしまうことが挙げられる。息子さんの場合、それらの受容に必要な鉄分が通常よりかなり少ないのでそのせいで癇癪など発達障害っぽい症状がでているのではないか?ということでした。つまり、息子は鉄不足のせいで感情や眠りを司る成分を適切に受けとれていない可能性があるということです。
このため、まずは鉄分を補うことでどの程度感情セーブや不眠の改善が見られるか様子を見ましょう、というのがこの時の診断でした。
【鉄分足について】
血中成分のいくつかの項目で見るようでしたが、息子はフェリチンの値が低かったです。鉄剤を飲むようになって改善しつつあります。
▫️フェリチンの変化
2023年10月→2024年8月
19.5L→24.8L ★基準値は39.4〜340
小学校入学が5ヶ月後に迫った6歳のときことです。