さんじゅうろくhalfです。小学生になると色々と習い事をしている子が増えますよね。うちもいくつかやっています。でも、始めるのにすごく勇気がいりました。なにせ息子は普通と見せかけてちょっと普通じゃない。気に入らないことがあるとすぐに叫んだり暴れたりする子です。それで私も神経質になってしまい、4、5歳の頃は同年代の子と遊ぶ機会があっても参加しないことが多かったです。
勇気を出してお試しレッスン
でも、いつまでもそんなことじゃ子どもにとっても良くないなと思って、習い事を始めることにしました。お試しレッスンすら勇気がいるのですが、、、気をつけたことは、いざという時に逃げ場がない室内の習い事ではなく屋外の習い事をチョイスすることでした。息子が泣き喚いたとしてもスススーっと遠くに離れて行って気配を消していられるからです。最初に通わせたのはサッカーです。近所の小学校の校庭でゆるーくやっているクラブで出欠連絡も不要だと聞き、保育園のママLineでお試し試合のお知らせに思い切って申し込みました。当時、息子は6歳(年中さん)でした。
ドキドキの初参加でしたが、その日は息子がトラブルも起こさず楽しそうに取り組んでくれて、私自身も知り合いのママさんたちと話していられて楽だったので思わず入会させてしまいました。うちの子が普通になってくれそう、団体行動になじめそうという淡い期待とともに。ですが、そううまくはいきません。3回ほどでいくのを嫌がるようになりました。理由は自分が下手だから。実際、ドリブルの練習もゆっくりでコースを外れることが多かったのですが、他にも同じくらい下手な子もいたのでそんなに気にする必要はないのに、妙に気にしてしまう。なかなか厄介な性格です。1月に、試合のため屋外でほぼ1日過ごし、親子で風邪ひいたことも原因でたったの3ヶ月で退会しました。
子どもに合うものに絞っていく
保育園最後の年は習い事をせず過ごしました。バスケなども興味を示さず、親からみてもこの子は球技や団体系は向いていなさそうだと思ったので、個人競技を検討することにしました。入学後、他のママさんから空手教室のことを聞いて体験入部。小一の5月です。コーチは元小学校の教師で空手の世界ナントカ(よくわからないけどかなり強い人?)。教え方も怒鳴ったりするのではなく、思いやり深く一人ひとりに形や動かし方を伝えていて、息子も集中して取り組んでいたので良さげな印象を受けました。最後に全員で正座して挨拶するのですが、その時の先生の言葉も「自分だけが強くなろうとするのではなく周りと一緒に強くなる気持ちを持って他の人の練習を手伝ってあげたりしよう」という内容だったので、体を鍛えるだけでなく礼儀と周囲への気遣いなども身につくかなと思い息子の意思確認をして入会させました。
この空手教室には今でも通っていて熱心に頑張っています。当初はレッスン中の私語などで注意されることも多かったのですが最近は静かに話を聞けるようになり、先月初の帯をゲットしました!ここで私が気づいた習い事の選び方ポイントをお伝えします。
- 子どもの性格に合っていること:言わずもがな、コミュ障でASD気味な息子に団体競技はNGでした。空手のように1人でじっくり向き合えるスポーツがあっていたようです。空手については6歳のとき一度、別の空手教室を試したことがありましたが昔風のおじさん先生だったので息子が「怖い」と嫌がり、別の先生だとフィットしたという経緯もあります。コーチとの相性も重要?
- 子ども自身に「やりたい」と言わせる:「空手やるよ!」と親が決めるのではなくあくまで本人の意思で入ったという体裁にするのがポイントです。ちょっと恣意的でも「今日楽しそうだったね、次も行ってみたい?」「うん」「じゃあ入会する?」「うん」くらいのやり取りは必要かと思います。不思議なものでそういう経緯があると、子どもでも自分から始めたという記憶が残り、前向きに続ける動機づけとなるようです。
- お友達がいるとベスト!:これは大人でも同じですが、初めての集団にいきなり1人で放り込まれると辛いですよね。やめてしまったサッカーも空手も保育園のお友達が大勢いたので慣れるの早かったです。(サッカーは純粋に合わなかったんですね)
▼これまで息子が経験した習い事をまとめておきます
息子の習い事リスト ※時系列順
・サッカー:5歳。3ヶ月で退会。団体行動・走るのが苦手
・空手 :7歳〜、継続中。
・水泳 :7歳〜、継続中。パパの趣味が水泳なので連れていってくれます。
お友達も多く背泳ぎできるようになりました
・プログラミング:7歳〜、継続中
・公文 :7歳、4ヶ月で退会。単調な繰り返し計算がつまらない
・通信教育(Z会):6歳〜、継続中。「みらい思考ワーク」という思考力を鍛えるドリルがお気に入りです
できる子と比べない
こうして書き出してみると、息子はけっこう頑張っていたんだなと思います。行くのを嫌がったとき「どうして行かないの」と責めてしまったことがあるのですが反省です。大人だってこんな短期間にいろいろ連れて行かれたら混乱して疲れますよね。
ところが、同じ保育園のお友達でとても優秀なお嬢さんがいて、それこそ10個くらい習い事をしています。それも、嫌がらずにどれもちゃんとこなしているんですよ。土日もほぼ何かレッスンがあるので大人でも大変だと思うのですが。でも、その子のママからあの教室いいよ、この習い事もおすすめと聞いて影響されてしまったんですよね。半分くらい頑張らせたいというか、、、公文は周りの子が5歳くらいから通い始めていたので小一ですぐ行かせたのですが合わなかったみたいです。ただ、息子の計算や漢字の様子をみていると計算問題も普通にこなすし文章題も理解できています。受験などで速度が求められる時に公文が活きてくると思いますが、うちの子の雰囲気だと受験は難しそうですし。
住んでいる地域の雰囲気や周囲のお友達の様子に焦ってしまうことも多いのですが、うちはうち、他の子がすごくてもそれと比べる必要はないと肩の力を抜くようにした方がいいなと最近思い始めました。そうしていると息子も良い子で過ごしてくれる日が増えたように感じるので。