こんにちは、さんじゅうろくhalfです。今回は、発達障害やグレーゾーンのスクリーニングとして息子が受けたことのある代表的な検査=WISC・脳波・血液検査について簡単に書いておきます。通級までの流れもご参考になれば
発達障害のスクリーニング:WISC
WISC-IV (児童用): 5歳から16歳11ヶ月までの児童を対象とした検査で、4つの指標で計測し、総合的に知能を数値化する検査です。
▫️言語理解指標(VCI):
語彙量、言語概念、習得知識など言語理解・推理・思考の評価
▫️知覚推理指標(PRI):
視覚的な情報の把握・理解、視覚と合わせて体を動かしたりする力についての指標。社会的認知、図形認知、描画、漢字書字などの能力を計測
▫️ワーキングメモリー指標(WMI):
一時的な情報を記憶しながら他の作業も行う能力。口頭指示の聞き取り、記憶、読みと綴りなどを計測
▫️処理速度指標(PSI):
作業速度、注意の持続性、運動協応、書く能力などの評価。気持ちの切り替えもこの能力で計測
うちの子は小一の夏に学校で受けました(医療機関だと有料、学校だとタダだったので)。総合IQは平均、言語理解・ワーキングメモリはやや低い結果でした。反対に、空間把握をはじめとした知覚推理は高く、これは幼少期からレゴやLaQに親しんだためかもしれません。話はそれますがLaQは自由度が高くていいですよ。色んな立体が作れます。うちは3歳からどハマりし、4歳で高難易度のウルトラマンも作れるようになっていました。その集中力を勉強へ。。。
睡眠時脳波
息子の通っているクリニックでは「睡眠時脳波」を検査していました。結果、シロ。ちなみに起きている時の脳波をみるGEECという検査もあるそうです。この検査だと、発達特性のある場合、特定のゾーンが活性化する、脳波の出方が違うということがあるそうです。
血液検査
血液検査はほぼ異常なしで、鉄分だけ低いという結果がでました。鉄に関しては別の記事にも書きましたが、私の遺伝かと思われます。父も私も低いんです、、、医師の説明によると、鉄は各種ホルモンの伝達に関わっていて、この値が低いと正常にホルモンを受容できない=キレるなど過剰反応しやすい、という特性につながるようでした。
発達障害の診断について:我が家の場合
発達障害の判定について、息子の通っているクリニックでは睡眠時脳波とWISCの結果の両方を使って総合的に判定するような様子でした。うちの子は知的・脳波とも問題がないのでいまだ「発達障害」の診断がくだっていません。ただ、癇癪と不眠の傾向が強いので、投薬で改善を試みている段階です。息子には、多動性や集中力の無さ(身支度が遅い〜できない、忘れ物をする)もあるのですが、それよりもこだわり・マイナス思考が強烈に見えるので、ASD寄りのグレーなのかなと親的には思っています。
対応について
上記の結果を踏まえて学校の先生たちとも相談し、10月から週2時間の通級に行っています。1回あたり1時間を週2日=2時間です。私が授業の遅れを気にしたところ、先生は、「低学年は国語の割合が多く国語だと遅れにくい科目でもあるので、通級は国語の時間に入れるようにしています」との回答でした。なお、通級を始めるまでの手続き・かかる時間については自治体によって違うかもしれませんが我が家は、下のような流れでした。
6月〜7月:学校の先生に相談、先生の指示で医師に頼む診断書や保護者記載の書類などを準備
9月:審査
10月:通級開始